おはようございます、おみそです。

最近、保有株の決算をちょくちょく眺めるのが趣味になっています。
眺めれば眺めるほど早く読めるようになるので面白いですね。

今日はジョンソン エンド ジョンソンについて眺めて思ったことをつらつらと書こうと思います。
JNJ-div
※dividend.comから引用

JNJ株は連続増配55年を誇る、米株配当投資家御用達の逸品です。
配当利回りは地味ですが、過去の増配の履歴から今後も増配が期待される人気の銘柄ですね。
ちょうどこの利回りは米国10年債の利回りと被るところもあり、暫く株価的に厳しくなる可能性もあります。
JNJ-CF
※morningstarをもとに作成

過去の増配履歴だけではなく、キャッシュフローも大変すばらしいんですよね。
その潤沢なフリーCFは、配当金の支払を勘案しても十分な増配余地を感じさせます。
フリーCFがじわじわ増えてきているのも安心感を覚えますね。
営業CFに占めるフリーCFの割合も極めて高く、米国株投資家の人気を集める一因となっています。
JNJ-sales
※morningstarをもとに作成

売上高は横ばい、純利益及びEPSは2017年に激減しています。
これは一時的に法人税の払いが激増したことによるものです。
2018年以降はこれまで通りの横ばいに戻るかと思われます。
少々気になるのは、直近5年において売上高の増加が営業利益の増加に結びついていない点です。
JNJ-2018-1Q
※1Q2018決算資料から引用

この傾向は直近の四半期報告においても見られます。
売上高が昨年12.6%増に対して純利益が増えていません。当然、EPSも増えません。
これは個人的にはあまりよろしくない傾向と見ています。

法人税の影響を鑑みても、売上高の増加に対して営業利益が減少しており、JNJを取り巻く環境が厳しくなってきている可能性があります。
CFを見る限り、かなり余裕があると見ることは出来ますが、この辺については今後も引き続き注視していく必要があるものと思います。

基本的に株主還元が手厚い企業でありますので、過度の心配は不要かとは思います。
ただ、過去の実績が未来を正確に反映するわけではありませんので、油断せずに、見守っていくことが大事かと思います。



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