おはようございます、おみそです。

米国でメンソールタバコ販売が禁止になる可能性があるという報道を受け、11月12日の市場ではタバコ株が下落しました。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は若年層におけるタバコの蔓延を問題視しており、最近はタバコ回りの規制に関するニュースが多くなってきています。

個人的にはメンソール禁止でタバコ会社の利益が大幅に毀損されるとは思っていません。
メンソールが禁止になれば、別のフレーバーが販売されるに決まっています。
それに、仮にメンソール禁止が決定されたとしてもすぐに適用されるわけではありません。
そういった事情に加え、私はフィリップモリス(PM)株を既に一部売却しており、ポートフォリオにおけるタバコ株の割合が十分に低くなっていることもあり、保有中のPMとアルトリアグループ(MO)株については売らずにホールドを続行することを決定しています。
PF
※筆者のポートフォリオ

じゃあ、PMやMOの買い場が来たかと言われるとそうとも思いません。
私は決算ミスと国家からの規制関係のニュースでの下落は買い場とは考えていません。
規制関係のニュースは侮れないです。

FDAが仮にメンソールを禁止し、タバコ会社が別のフレーバーを売って儲けを維持したとしても、その新フレーバーが若者に蔓延した場合はそれが規制対象になる可能性があります。
FDAが問題視しているのは「若年層へのタバコの蔓延」なので、仮にメンソール問題を回避したとしても、この手の話は終わりません。
いたちごっこになった場合、もっと包括的な規制に乗り出してくる可能性も否定できませんし、そもそもフレーバーについて国からイチイチ指摘を受けるような状態が好ましいとは思えません。

また、配当性向と配当利回りと考えたときにも、ナンピンするほどの魅力を今のところは感じません。
PMとMOの配当利回りは概ね5.2%程度であり、最近は他にも同等の水準の銘柄が複数あります。
更に配当性向については、PMが90%程度、MOが80%程度であり、余裕とは言い難い印象です。

以上から、今回は買付も売却も行いません。
ただ、仮に先日のPM売却がなければ、このタイミングで売却していたんじゃないかと思います。

タバコ株については過去のリターンや配当利回りが高く、おすすめされる方も多いのですが、私はあんまり強気にはなれません。
これからも銘柄分散の一環としての保有は続けますが、ほどほどに留めておこうと思います。
みなさんもそれぞれ考えはあると思いますし、他の方にオススメされたから買っている人もいると思います。
間違ってもいいので、自分なりの考えを持った上でこの件に対しても臨むのがいいんだろうなぁと思っています。




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