おはようございます、おみそです。

私のPFでブッチギリ含み損のPhilip Morris(PM)が加熱式たばこでの巻き返しを図っている様です。
その巻き返しの作戦がなかなか面白いです。
Philip Morris International Inc. forecast that its cigarette-alternative business will rebound from a recent slowdown as it introduces alliances with hotels, dentists and life insurers to try to persuade more smokers to switch.

(略)

To get more smokers to switch to the product, which heats tobacco rather than burning it, the company is reaching out to dentists and pharmacists and finding partners to offer cheaper life insurance policies for people who convert. The cigarette maker said more than 200 hotels now offer rooms that allow lodgers to use iQos.

※Bloomberg「Marlboro Maker Confident in Smokeless After iQos Slowdown」から引用
他業種を巻き込んで販売を促進しようという取り組みは非常に興味深いですね。
iQos切り替え者に対する安価な保険商品を提供するパートナーを探したり、iQosの使用が可能なホテルを増やすというのは面白いです。

実際にiQosが紙巻たばこより健康への害が少ないので「あれば」、保険分野での連携も出来そうです。
ただ、個人的にはiQosの健康被害が紙巻たばこより少ないかという話については懐疑的です。
また、iQosも匂いがないわけではないので部屋でiQosを吸えるホテルに行きたいかというと正直、特に行きたくないかなぁという印象です。

また、歯科医や薬局との連携というのも正直どうなのかなと思います。
たばこの害は何十年も吸い続けた人が結果としてどうなったかということを見てみないと分からないと思っているので、そう簡単に歯科医や薬局が連携してくれるもんかと考えてしまいます。

正直なところ、こういった手を使わないとシェアを増やすことが出来ない位までiQosは追い詰められているのかなぁといった印象を持ちました。
とはいえ、上記以外にも他業種との連携は模索しているんでしょうし、もしかすると我々のような部外者が思いつかないような連携を何か考えているのかもしれません。

個人的にはPMの株価にはもうあんまり期待しておらず、配当さえ出してくれればいいや的な感もあるので、無理のない範囲で頑張って欲しいところです。




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